大石方言メモ４
http://d.hatena.ne.jp/kawagutiko/20130405/1365119416 の続き。
「いじれっちゃあ」…じれったい、の意。
「やぶせっちゃあ」…煩わしい、の意。たとえば小虫が目の前をいつまでも飛んでいると「やぶせっちゃあ」。
「じくんにゃあ」…根気がない、気力がない、の意。
「じちんにゃあ」…その作業をできるほどの手先の器用さがない、の意。
「じくぅやむ」…やる意欲がない、の意。
「じくなし」…怠け者、の意。人を非難する悪口として主に使う
「じちなし」…手先が不器用、の意。人を非難する悪口として主に使う。
「でゃあこ」…大根、のこと。
「ももさま」…膝小僧のこと。
「おめっさま」…思い切り、の意。強調すると「おめえっさま」になる。
「うっちぐ」…死ぬ、の意。
「ごんじ」…頑固で融通が利かない、の意。人を非難する悪口として使う。
「あんき」…のんき、の意。たぶん「安気」と書く。「あんきに暮らす」は安心してのんびり暮らす、くらいの意味。「あんきなもんど」は「のんきなものだ」くらいの意。
「はく」…早く、の意。「はくしろ」は「早くしろ」の意。
「くんのむ」…飲み込む、の意。
「くになる」…気になる、心配になる、の意。
「くにする」…心配する、嫌がる、の意。おそらく「苦にする」と書く。
「びたこ」…びしょびしょにぬれる様子。「びたこんなる」で、濡れる、の意。
「ひっこすく」…服を脱ぐ、の意。脱いだ、だと「ひっこすいた」
「こうもり」…傘のこと。ちょっと前まで「コウモリ傘」という言い方が標準語でもありましたよね。雨が降るとウチの女将さんが「コウモリを貸しましょうか？」と言って、お客さんがキョトンとする光景が。
「まみゃあ」「まみゃあこと」…煩わしい、つべこべ言うな黙れ、くらいのニュアンス。
